この度は「Utopia」をお読みいただきありがとうございます。幻影のヒュトロダエウスと、ユールモアから海に落ちた少女がお話しする、というアイデアを思い付いたのが2023年。局長オンリーがあるので、せっかくなので描こうと思ったのが昨年末。随分時間がかかってしまいましたが、どうにか形にできました。

あらすじは2月の局長オンリーの際に先出ししていたのですが、実はその時ともストーリーが変わっています。最初は、幻影と少女の交流のみにとどまる予定でしたが、最終的には私がずっと抱えていた、「どうして幻影はアルバートの存在を教えてしまったのか」が主題となりました。

考察のような前置きをしておきながら恐縮ですが、実はこのお話には原作に合わない部分があります。暁がアーモロートを訪れたのはオンド族による案内ですが、彼らが光の氾濫をきっかけに遺構を訪れてから、街の明かりが灯ったのはその時が初めてだったのです。

それでもこのお話を描きたかったのは、やはりアーモロートとユールモアというエメトセルクが深く関わった「理想郷」が二つあり、位置的にも近い、ということに運命じみたものを感じたためです。

エメトセルクの姿は出てこないけれど、実は、というお話を少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。

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今回は海底の描写のためにかなり重い作画をしてしまい、アシスタントさんをお願いしました。大和ゆうさん、ありがとうございました!

2026/07/15 祈鳥

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