この話を思いついたのは、イディルシャイアで絵を買い込んでいる時でした。暁月をクリアして一ヶ月後、FCメンバーと漆黒の探検手帳を埋めようという企画が持ち上がり、最後にたどり着いたのはカピトル議事堂の上。その勢いで言ったのです。「今から終末幻想アーモロートに行こう」と。
暁月を経て気がついたのは、このIDの様子が「生まれ死んで答えを得る」のムービーに酷似していることでした。実際にスクリーンショットを比較しながら話していたところ、FCメンバーがぽつりと言いました。「こんなところまで再現してしまって、エメトセルクは…」と。
その時の会話が残っていて、アーモロートの絵画を買い込んでいた時、ふと「エメトセルクは過去にアーモロートを描いたことがあるのではないか」と思いつきました。英語のpictureは日本語と同じく、物理的に描くことの他に心の中で思い描くことにも使われるそうです。どちらにしても、アーモロートはもう、空想の中にしか存在し得ない街です。
FF14の二次創作を探し始めて、古代人が描かれたものの多さに驚かされました。それだけ多くの方が記憶を留めようとしたのだと思いながら、私もその一人になりました。